みなさんこんにちは、こしゃるです。
4月に入り天気は不安ながらもだいぶ暖かくなってきました。病院の周囲の桜も満開です!今回は、高崎にある陸上自衛隊新町駐屯地での桜祭りを観に行ってきました。桜も綺麗ですが、今回の目当てはなんといっても自衛隊の装備展示です。なかなか入ることの出来ない駐屯地の内部なども紹介できたらと思います!
今回は新町駐屯地の74周年記念行事と高崎市主催の第35回しんまち桜祭りが、共同開催され、自衛隊による観閲式や訓練展示とともに地域の飲食店の屋台の出店もあり、駐屯地は春の陽気も相まって大変な賑わいになりました。1日目は当直だったので観閲式などは残念ながら観れませんでしたが、翌日の装備展示を楽しんで来ました。それでは行ってみましょう!
展示スペースの一番手前には10式戦車(ひとまるしきせんしゃ)が鎮座しています。2010年に装備された国産主力戦車です。9mの巨体ですが搭乗員は3名となっています。とにかく迫力がすごいですね。
戦車の後ろには、被災地などで配備される野外入浴セットが足湯体験として展示されています。実際に能登半島地震で実施された記録もありました。ちなみに「神流の湯」とは新町駐屯地の近くを流れる神流川に由来しています。
こちらは戦闘地域などで運用される救急車です。普段病院や市中で見る白い救急車とは違い無骨なスタイルです。内部も広くなっていてベッドはなんと2段!4人の負傷者を一度に搬送できるそうです。
救急車の横には屋外手術が可能な手術車両も展示されていました(混雑していて内部の写真は撮れませんでした)。やはり戦闘地域での外傷などの際に使われるそうですが、まだ日本での使用機会は無いそうです(一安心)。
こちらは日本以外の多くの国でも採用されているFH70という火砲で、最大30kmの射程距離があるそうです。発射の際の衝撃は凄まじく、後方に開いた脚の先端が巨大なスコップのようになっており、地中に食い込むようにして本体を支えるそうです。普通は牽引して移動するそうですが、スバル製のエンジンを搭載しており20km/h程度でなら自走できます。
中距離多目的誘導弾は約8kmの射程距離を持っていて、上部に装備された赤外線カメラやミリ波レーダーで照準を合わせるそうです。通称「ちゅうた」がかわいらしいですね。
こちらはアメリカのシコルスキー社が開発した通称UH–60(通称ブラックホーク)を陸自用に改良したUHー−60JAです。機内に最大14名が搭乗可能で、オートバイや他の装備を運搬することも出来るそうです。
中距離内には隊員さんたちの宿舎もあります。外見だけですが、伝統的な学生寮といった佇まいです。
厚生センターの中には食堂やコンビニが入っていました。
駐屯地を囲むように桜並木が続いており、たくさんの屋台が出ていました。隊員の方々が、普段はあまり会えないであろうご家族と桜をみている姿が微笑ましいですね(勝手な想像ですが)。
南門の近くには、昔の戦車やヘリコプター、資料室(装甲車の後ろ、内部は撮影禁止でした)が展示されていました。駐屯地の歴史や制服などが展示されていました。
いかがでしたか。今回は新町駐屯地で開催された桜祭りの報告でした。春の陽気を感じながら、気持ちの良い散策になりました。いつもは家族連ればかりの観光地に行くのは少し恥ずかしいものですが、今回は私のようなミリタリー好きの中年男性が1人でちらほら来ていて居心地も良かったです。来年もぜひ来てみたいと思います。ではまたー!