こんにちは、こしゃるです。
私は群馬県で単身赴任しながら地元の魅力を発見発信している40代の外科医です。
久しぶりの投稿になってしまいましたが、今回は6月7-9日に碓氷峠で行われた、モントレー2024というカーラリーを観戦しに行って来たので報告します。
モントレーとは、全日本ラリー選手権の第5戦(全8戦)にあたり、群馬県内で開催されるラリーを、赤城、榛名、妙義の上毛三山にちなんでmont tres(仏語で3つの名峰)と呼んだことに由来しているそうです。
また同時に、碓氷峠は有名なマンガ「頭文字D」にも登場する、走り屋の聖地でもあります!ラリーをよく知らない私でも、あのくねくね曲がった旧道を車が激走する姿を想像しただけでワクワクします。
学生の時は赤城や榛名に走り屋を見に行ったなあ。
当日は駐車場は期待できそうになかったので、高崎駅から信越線に乗り、まずは安中駅で降りてスポーツセンター内のラリーパークを訪れました。
ラリーパークにはラリーカーの展示やキッチンカーの出店があり沢山のラリーファンで賑わっていました。
またラリーに出場するドライバーがマシンに乗って登場し、レースの意気込みを語ってくれ、会場は大変盛り上がりました。個人的には元スピードスケート金メダリストの清水宏保さんがドライバーとして参加していて驚きました!
レースの観戦は旧道沿いのアプトの道という遊歩道から行います。まずはその出発点の横川駅に向かいます。
改札を出ると、なんとそこには藤原豆腐店のハチロクが!主催者の演出でしょうか、気分が高まります♪
ところでこの「アプトの道」とは、明治26年に開通した旧碓氷線のアプト式鉄道の廃線跡を遊歩道として整備したものです。横川駅近くの碓氷峠鉄道文化むらをはじめ、沿線には多くの歴史的な建造物があり観光地としても有名です。
近年、野生の熊がよく見られ、私も前日に熊避け鈴を買って臨みました!
鉄道文化むらでは峠の雄大な眺めを背景に懐かしい車両が見られます。
峠の湯駅まではトロッコ列車が運行しており、これに乗って行く人もいました。
煉瓦造りの旧丸山変電所の脇を登って行きます。
アプトの道にはいくつもトンネルがあります。トンネルの中はひんやりして歩きやすかったです。
折り返し地点の旧熊ノ平駅に着いたのでここでレースのスタートを待ちます。
熊ノ平駅は国鉄信越線の駅としても使われていましたが平成9年の新幹線開通とともに閉鎖されました。私も小学生の頃は特急あさまに乗って東京に行ったなあ、横川で釜飯を買ったなあ、と思い出に浸っていると峠の中に爆音が鳴り響き、いよいよレースが開始されました。
なかなかいい写真は撮れませんでしたが、新緑の中を猛スピードで疾走するラリーカーは見ているだけで爽快でした。
ラリーは排気量によっていくつかのクラスに分かれており、1台ずつ1-2分間隔でスタートします。ドライバーによってスピードもラインどりもシフトのタイミングも違い、なかなか見応えがありました。
そして何より獰猛な獣の咆哮の様なエンジン音が、峠にこだまして見ている方もドキドキしました。
熊には会いませんでしたが、帰り道に日本猿に出会いました。
今回はハイキングとラリー観戦の一石二鳥のツアーでした♪
今後も群馬県の魅力を発信して行きたいと思います。
それでは!